マネー

はじめての資産運用。NISAとiDeCoの違いをわかりやすく解説

2026.02.21

「老後のためにお金を増やしたいけど、NISAとiDeCoって何が違うの?」。資産運用に興味を持ったとき、最初にぶつかる疑問がこれです。どちらも税制優遇のある制度ですが、目的も仕組みも大きく異なります。この記事では、両者の違いをシンプルに整理し、あなたがどちらから始めるべきかを解説します。

NISAとiDeCo、一言で言うと

まず結論から。

ひとことで言えば、NISAは「自由に使えるお金を増やす仕組み」、iDeCoは「老後資金を確実に貯める仕組み」です。目的が違うので、本来は比較するものではなく、両方使うのが最も賢い選択です。

NISAとiDeCoの比較表

項目NISA(新NISA)iDeCo
対象年齢18歳以上20歳〜65歳未満
年間投資上限つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円(合計360万円)職業により月1.2万〜6.8万円
生涯投資上限1,800万円上限なし(掛金累計)
税制メリット運用益が非課税掛金が全額所得控除+運用益が非課税+受取時も控除あり
引き出しいつでも可能原則60歳まで不可
手数料口座管理手数料なし加入時2,829円+毎月の管理手数料(金融機関による)
投資対象株式・投資信託・ETF投資信託・定期預金・保険

NISAのメリットとデメリット

メリット

デメリット

iDeCoのメリットとデメリット

メリット

デメリット

結局、どちらから始めるべきか

以下のフローチャートで判断できます。

  1. 生活防衛資金(生活費の6ヶ月分)はあるか?
    → ないなら、まず貯金を優先。投資はその後
  2. 近い将来(5年以内)に大きな出費の予定はあるか?
    → あるなら、引き出し自由なNISAから
  3. 老後資金を確実に貯めたいか?
    → NISAで余裕ができたら、iDeCoも追加
迷ったらNISAから。引き出しの自由度が高く、手数料もゼロ。まずNISAのつみたて投資枠で月1〜3万円から始め、慣れてきたらiDeCoを追加するのが最も安全なルートです。

始め方は3ステップ

NISAの場合

  1. ネット証券で口座を開設する(SBI証券、楽天証券が人気)
  2. NISA口座を申し込む(税務署への届出は証券会社が代行)
  3. 投資信託を選んで積立設定する

口座開設から取引開始まで、最短で1〜2週間です。

iDeCoの場合

  1. 金融機関を選ぶ(手数料と商品ラインナップで比較)
  2. 加入申込書を取り寄せて記入・提出
  3. 審査完了後(1〜2ヶ月)、掛金の拠出が開始

iDeCoはNISAより手続きに時間がかかります。「始めよう」と思ったときにすぐ始められるのもNISAの利点です。

まとめ

NISAとiDeCoは「どちらが優れているか」ではなく「目的が違う」制度です。自由に使えるお金を増やしたいならNISA、老後資金を確実に貯めたいならiDeCo。理想は両方使うことですが、まずはNISAから始めて投資に慣れるのが堅実です。月1万円からでも、始めた人と始めなかった人の差は10年後に明確に表れます。